パンダ(と白馬)の紙芝居

2024.07.01

担当:どら(本間由喜雄)

場所:日本赤十字社医療センター 小児病棟&乳児院

 小児病棟の方は入院者が少なかった分、一人あたりの時間を多めにとりました。小道具のおもちゃのハンマーやグラサンを目ざとく見つけて、「それ何?」と聞いてくる子がいたので、小道具をちらっと見える陰に、置いておくのもありかなと思いました。

 たぬき一家と一緒にスイカを食べようという作品に、寝たきりの子が顔をくしゃくしゃにして喜んでくれて、「あの子のあの表情初めて見た!」とスタッフの人達が驚いていました。

 乳児院では、紙芝居を演じてもストーリーがわからない子どもが大半かと思い、白馬(ユニコーン)の下半身着ぐるみを着て、パンダと3人?でフロアに登場して、子ども達1人ひとりに挨拶して回りました。じわじわっと場のテンションが上がるのが肌から伝わってきました。

 実際には0~4歳児と年齢の幅が広く、スタッフの人が「子どもたちが集中力を切らさず観ていた」と繰り返しおっしゃっていました。

 終わって、バイバイしながらフロアから退場したら、子どもたちが数人追っかけてきました!
まるでアイドルの追っかけみたいで、この年になって、追っかけられる経験をするとは。
中途半端に逃げて、ずっと追っかけられていたかった。

 退出際に院長が現れて、今日ちょうどスイカをお昼に出したことを教えてくれて、うれしかったです。