パステルアート

2024.05.20

担当:佐山雅美

場所:日本赤十字医療センター小児病棟

 消しゴムはんこで作った木の幹のスタンプを画用紙に押し、自由に木にデコレーションしてもらいました。コロナやインフルエンザの感染リスクを考慮し、今回はファンデーションの様な固形タイプのパンパステルを球コットンにつけて描きました。これにより衛生面を保つとともに、ベッド上での制作でもパステルの粉で汚れるのを軽減することができます。
 
 パステルで色を塗り、木の幹に子ども達が大好きなシール貼りを楽しんでもらいました。フレームも選んでもらい完成! それぞれの魅力あふれる素敵な木が誕生しました。

 
 恐竜が大好きな小1の男の子の作品は、パステルがとっても綺麗に発色していました。とても慎重に丁寧に制作していて、その集中力にお母さんは驚いていました。入学式に参加できず桜を見れなくて残念だったとの話から、桜のシールを出したら親子でとても喜んでくれて、木の一部に桜の部分を作っていました。出来上がりを見て「僕天才かも」と自画自賛でした。


  今回、月齢が小さいお子さんが2人いて、代わりにお母さんが制作しました。「パステル楽しい!」と夢中になって描いて下さっていました。とても上手でした。
 

 最後は3歳になったばかりの乳児院からきていた女の子。ベットに寝たきりでしたが、ずっと笑顔でした。シールを見せると「これ」と選んでくれて、シールを手につけてあげると紙に自分で貼り、作品を完成させました。途中声を出して笑ったり終始楽しそうでした。とっても笑顔が可愛い子で、私も、保育士さんも、看護師さんも、みんな彼女の笑顔に癒されていました。とても可愛くて素敵な作品が出来上がりました。
 今回も素敵な作品が出来上がり楽しい時間でした。