パステルアート

2024.03.04

担当:佐山 雅美

場所:日本赤十字医療センター 小児病棟

 ステンシルを使い今年の干支の辰のカードを描きました。
コロナやインフルエンザなど感染症を考慮し、今回はファンデーションのような固形タイプのパンパステルをメイクスポンジにつけて描きました。衛生面で安心であり、ベッドでの制作でもパステルの粉で汚れるのを軽減できます。


 パステルで色を塗り、色鉛筆で顔を描いて、余白は子供達が大好きなシール貼りを楽しんでもらいました。フレームも選んでもらい完成!それぞれの魅力あふれる可愛いカードが出来ました。


 やはり驚いたのは子供達の色選びです。色の組み合わせの発想が柔軟でとても素敵でした。余白の部分のシール貼りは相変わらず目をキラキラさせてシール選びを楽しんでいました。最後のフレーム選びも自分の作品にぴったりの色とデザインのフレームを選んでくれていました。


 今回印象に残っているのは、病室で楽しみに待っていてくれて終始笑顔のお子さんを見てお母さんがとても嬉しそうに動画撮影をしていたことです。辰の色塗りがとても上手に出来た後に色鉛筆で顔を描くところで目が薄くなってしまったのですが、その後のシール貼りの時にハートのシールを余白ではなく顔に貼り、目がハートの可愛い辰さんに大変身! シールの貼り方が上手で、とても素敵で可愛い作品が出来てお母さんも驚きながら大喜びでした。


 子ども達やお母さん達がワクワク笑顔で楽しんでくれて、素敵な可愛い作品を見せていただき、沢山の笑顔の魔法をいただきました。