「ボサノバギターで遊ぼう」Satoko “Bossa Nova Together!” with Satoko
プレイルームでは、終始リズムをとって、鈴や持参したミニシンバルを叩いて身体を動かしてグルーブをつくりました。ギターに触れてみたり、ベリーダンサーで使う音のするスカーフを腰に巻いて嬉しそうにする場面も。
最初に入ったお部屋の重度障害のお子様は、最初は顔も身体もこちらを向かなったのですが、歌詞の中に何度も名前を呼ばれているなとわかり始めた頃から、こちらを向き笑顔でシャーんとして聞いてくれて、その間、御家族はうれしさのあまり興奮して、何度も写真や動画を撮って涙しておりました。やがて「ありがとう 愛している」との声でリラックスしてスヤスヤ眠りにつきました。
あるベッドサイドでは、お子さんにハッピーバースデーの歌を歌ってお祝いしたかったという夢が叶ったとおっしゃってくださり、その後もお母さんとのおしゃべりが弾みました。
お母さんがうれしい、大人達が無邪気に笑って、生き生きとした表情をみせてくれた時、こどもさんも嬉しいんだって当たり前のことがなかなかみえない中で、シンプルに大切なことを大切にして音楽で伝えようと思います。
(日本大学医学部附属板橋病院 ~Nihon University Itabashi Hospital~)