~朗読の会 by 川島昭恵~Story Telling by Akie Kawashima~
「6歳の時におたふく風邪の影響で一晩で目が見えなくなってしまったの。目の前に誰かいるのかいないのか、女の人か男の人かもわからないから声を聞かせてね、そうしたらわかるから」。と明るく茶目っ気たっぷりに話す昭恵さん。そこから会話がどんどん弾んで・・。声を聞くだけで相手の背の高さまでわかっちゃうよ、という話などプレイルームのみんなはすぐに引き込まれました。「きつね」の朗読が始まると、その語りから場面や情景を頭の中で自由に想像することができました。点字本を指ですらすら読む姿に子どもたちは勇気をもらった様子。最後は点字教室に発展。50音を習って自分の名前を書けるようになりました。
「幼いころに絵を描くことが大好きでした。今は語りと出会い、
心に絵を描くことができます。画用紙やクレヨンは要りません。
心の画用紙に耳から聞こえる言葉でいろんな風景をご一緒に楽しめたら嬉しいです」と昭恵さん。
次の朗読と点字教室、そして昭恵さんとのおしゃべりが待ち遠しくなった子どもたちでした。
(慶應義塾大学病院 6E小児病棟~Keio University Hospital~)
※ 2013年9月末までの活動はこちら
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